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#18:石川 滋一

#18ゲスト:石川 滋一

Guest of Nov 2021:MR.Shigekazu  Ishikawa

今月のゲスト:石川 滋一さん

ジャンル:お笑い芸人  色鉛筆画家

プロフィール(活動履歴)
◇お笑い
2011 笑樂祭 優勝
2011大学芸会 審査員特別賞受賞

◇絵画
2019 第55回記念都展 新人賞 受賞
2021 イロドリアル展 六人六様
「塗り絵式 写真にしか見えない色鉛筆画 上達ドリル【基本編】」 (著:イロドリアル)

ワタナベお笑い公式 Twitter 【https://twitter.com/owarai_watanabe
石川さんご出演の事務所ライブの情報もこちらから是非チェックしてください。


Guest of October 2021: Mr. Shigekazu Ishkawa
Genre: Comedian, Comic stage dialogue
Name of unit: AI-CHAN, Colored pencil artist

History of Activity
As Comedian
2011 Festival Winner of Shouraku-sai: Awarded the 1st prize
2011 University Comedy Championship: Received the Jury’s Special Award

Colored Pencil Art
2019: 55th Tokyo city Art Exhibition: Received the “New Face Award”.
2021: Exhibition Art of IRODORIAL
2021: Publication of the text book for the colored pencil art within the unit of IRODORIAL.

作品

インタビュー音声

日本語

The singer of the theme song : Ms. Carmella Constancio (YouTube)
Interviewer : 柴田 かおる (Kaoru K. Shibata)

English

The singer of the theme song : Ms. Carmella Constancio (YouTube)
Interviewer : Ms. Carmella Constancio

Q.お笑い芸人という難しいご職業をされている中で、色鉛筆画を始めたきっかけというのは何だったのでしょうか。

芸人って、特技を持っている人が多いんですよ。それで僕も何かそういう特技が欲しいなと思って、最初はボールペンでコピー用紙に絵を描いていたんです。そしたらそれを「上手だね」ってアルバイト先の店長に言われて…。 それで、実は相方が千葉大学のデザイン工学科を出ていて、絵を描く道具をたくさんいっぱい持っていたんです。それでカリスマカラーの色鉛筆をもらったんですよ。僕は油彩とか水彩とかは全然描けないんですけど、色鉛筆は描きやすいなってことに気づいて。そこからずっと色鉛筆画ですね。

―なるほど、そうだったんですね。子供の頃や学生の頃から絵を描いていたりはしたんでしょうか?

授業中に…、テストとかが解き終わったら問題用紙に絵を描いたりしていました(笑)時間が余ったときに絵を描いたり。

―科目の美術とかもお好きだったんですか?

美術好きだったんですけど…。どうしても授業の時間内に完成しないっていう状態でしたね。

―かなりゆっくり細かく描かれるタイプだったんですね。そうでないと色鉛筆画にも合わなかったかもしれませんね。

そうですね(笑)昔から細かくは描きたいなと思ってましたね。

Q.「イロドリアル」というユニットに入られたきっかけは何だったんでしょうか。

ぼんぼんさんに誘われてですね。それまでずっと1人で絵を描いていたんです。それで、絵の話ができる人がほしいなって思っていたところでユニットに誘われたので、参加しました。

―それまではSNS等で作品を発表していたんですか?

そうですね。たまに上げていました。 都展とか公募展に応募していたこともありますね。(イロドリアルに)入る前に。

Q.準備や片付けが他の画材よりも簡単というのも色鉛筆の魅力の1つですが、石川さんにとっての色鉛筆の魅力というのはなんでしょうか。

やっぱり思い通りに描けるっていうのが一番ですかね。あと、絵の具と違って混色が安定してるんですよ。絵の具って、その時出した絵の具の量で色が変わっちゃうじゃないですか。でも色鉛筆だと色が固定されているので、混色の調節がすごくしやすいんです。

―なるほど、これは初めて聞いたご意見ですね。

Q.モチーフにヘビやカメレオンといった爬虫類を選択されていることが多いようですが、なぜそういった動物を描こうと思ったのでしょうか。

僕は昔から恐竜が好きで!なので、最初は恐竜を描きたかったんです。 だけど、恐竜を描こうとすると、誰かの絵を描かないといけないじゃないですか、今はいないので。じゃあ爬虫類なら恐竜に見た目が近いなって思って。でも生で見ると苦手ですね。怖いなって思います。

―実際生で見て描かれているんですか?飼っていらっしゃる?

飼ってる後輩がいて、その子からもらった写真を参考にして描いたりしています。

―そうなんですね。あまり動かないので描きやすいのかなというのと、爬虫類の皮の感じがとても綺麗だということに絵を見て初めて気づかされました。

あれを描くのが好きなんですよ!鱗を1枚ずつ描いていくんですけど、全然進まないんですよ。でも全然進まないな~って思っていても、気づいたらちゃんと進んでるみたいな。そういうところが好きですね。

―やっぱりそこを描くのが一番好きですか?目とか顔とか…。

あ、でも目も好きですね。やっぱり目から描きますもんね。

―実際の爬虫類はやっぱり怖いので、あまり目を合わせられないんですけど、絵を見るととても綺麗で美しい目をしていますよね。

Q.爬虫類のどういうところを一番描きたいと考えていますか。

爬虫類の「静かなところ」ですかね。 僕はあまりダイナミックな構図は描かないんですけど、爬虫類の静かなところが好きなので。

―鳴かないですし、あまり動かないですもんね。スーッと動きますよね。

そうですね。

Q.風景画等は油彩や水彩など様々な画材で描いている先人がたくさんいますが、爬虫類というジャンルではあまり描いている人が少ないように見えます。そういった中で、どのようにこのモチーフの描き方を会得したのでしょうか。

描き方ですか?なんですかね…。 元々混色は見たらなんとなくわかるんです。やっぱり絵を描く人って物を見たら、何と何を重ねれば描けるなって思うんですけど、そうですね…あまり人を参考にしたことはないですね。

―例えば描き方に悩んだ時に他の人に相談してみたり、っていうことを以前ぼんぼんさんも仰っていましたが、中々そういったことを教えてくれる人もいないのではないかと。

あぁでもやっぱり手探りな部分は多いですね。 絵の画面のあまり目立たないところで、ちょっと練習したりするんですよ。この色かなあみたいに。他の紙にこの色かなって描いてみたりして。

―結構試行錯誤なんですね。中々研究熱心じゃないと難しいですね。

うーん、やっぱり手探りですね。納得いくまで…って感じですね。 だから絵の描き始めとかはすごくゆっくり進みます。1日かけて1cm四方描けるか描けないか…。描き方がわからないなってところから始まるので、ちっちゃく色選んだり練習したりして…、なので描き始めはめちゃめちゃ遅いですね。

―それで色が決まってくると、そこからは速いんでしょうかね。

そうですね。段々速くなっていきます。

Q.風景画や犬猫と爬虫類とでは、描く楽しさや面白さはやはり違うんでしょうか。

そうですね、絵を描いているときに「あ、上手くいくな」っていう瞬間があるのは共通していて…。で、やっぱり違うのは爬虫類の方が進みが遅いですね。鱗1枚1枚なので。犬猫だとある程度幅を決めて塗ったりもできるので、そっちの方が描いていて速いですね。

―個人的にはどちらの方がお好きですか?

僕はあの毛並みを描くのがあまり得意でなくて…。爬虫類の方が好きですね。 爬虫類は鱗のサイズや向きとかが決まっているので、それに従って描いていくだけなので、正確に描きやすいですね。

Q.今はどれくらいの色鉛筆を使ってらっしゃいますか。

僕は(カリスマカラー)72色のを使ってます。1つの絵には大体そこから10色くらいを選んで使っていますね。

Q.絵を描く上で一番苦労したことはなんでしょうか。

一番苦労したことですか…。あぁでも、エボシカメレオンっていうカメレオンがいて、それを描いたことがあるんですが、その時はちゃんと鱗を立体的に描こうと思って、あんまり誤魔化さないで描こうと思ったんですよ。鱗1つ1つにちゃんと影をつけて描いていたら、大変でしたね。

―本当にすごいですよね。鱗1つ1つ影の感じが微妙に違いますもんね。すごく膨大な時間がかかったんじゃないでしょうか。

そう…ですね、その絵は他のものの2倍くらい時間がかかってますね。やっぱり絵見せてって聞かれたら最初に見せてます。

Q.色鉛筆画はこれから先もずっと続けていきたいですか。

色鉛筆画…、そうですね。他の画材も色々試してみたんですよ。油彩も水彩も、クレヨンとかもやったりしたんですけど、やっぱり色鉛筆が一番描きやすいですね。

―お話を伺っていると、あまり意外性は求めていないというか、自分の試してみたものをきっちりと描きたいという感じがしますね。

確かに、僕は自分の絵に意外性はあまり求めてないですね。 なんか後から見たときに、ちょっと意外性ありきだとしょうもなく感じそうな気がしていて。やっぱり意外性って飽きが来る要素になるので、そこを追い求めても…。例えば5年後見たときに、絶対「くだらないことやってたな」って思う要素になると思うので。だったら細密に描くっていうのを続けていった方が、何年後かに自分の絵を見ても、嫌ではない気がするんですよね。

Q.本職と同時に色鉛筆画家としての活動もされていますが、何か大きな夢はありますか。

絵はとにかく、自分で納得できるような作品を描きたいですね。なんというか、自分の絵を見て「よく頑張ったな」って思えるようなもの。 お笑いは外側からの評価を求めてるんですけど、絵は自分の気持ちというか内側の評価を大事にしたいって感じですね。

Q.今後の展覧会や活動など、何かお知らせしたいことがあれば教えてください。

そうですね、イロドリアルの本(「塗り絵式 写真にしか見えない色鉛筆画上達ドリル 基本編」)は出していて…。 あ!宣伝したいこと!ワタナベエンターテインメントで、「ワタナベアートプロジェクト」という企画をやっています。所属芸人や俳優に、モノを作ったり絵を描いたり写真を撮ったりしている人がいて、その力を1箇所に集めようとしているんです。それが今始まったばかりで…。

―すごいですね。きっと展示だったりとかそういったことをされるんでしょうね。

今後そういうことをしていくんじゃないかなと思います。今マネージャーがそういったことを立ち上げてくれています。

―面白いですね、頑張ってください!

Q. We know that you work in the profession of comedy as a member of comic stage performance “AI-CHAN” and then started to draw with colored pencils. What made you start drawing with colored pencils?

Many comedians have their “own” special skills. I wanted to have something like that, so I started drawing on copy paper with a ballpoint pen. And, the manager of my part-time job told me that I was good at it! My work partner (for the unit “AI-CHAN”) had a degree in design engineering from Chiba University, and he had a lot of tools for drawing. So he gave me some KARISMA Color colored pencils. I couldn’t draw with oils or watercolors at all, but I realized that colored pencils were easy to control and draw with. I’ve been drawing with these colored pencils ever since!

I see! Did you start drawing when you were a child or a student?

Yes, I drew during class… Sometimes, when I finished my test, I used to draw on the back side of my test paper (smile), especially when there was extra time at the end of the test.

Did you also like Art class?

Yes, I liked it. But, I just couldn’t finish my project in the allotted class time.

So you are the type of person who drew slowly with precise detail. That is why you like the colored pencils as a drawing tool?

Yes, (smile) I always wanted to draw in so much detail.

Q. How did you decide to participate in the IRODORIAL group?

I was invited by BONBON-san. Before participating in IRODORIAL, I had been drawing pictures by myself for a long time until then. I had been drawing alone for a long time, and I was looking for someone I could talk to about drawing, and he invited me to join the unit, so I did!

Have you been presenting you work on (SNS) social networking sites and the like until then?

Yes, I did. Sometimes I would post them! I had also submitted my work to the Tokyo Metropolitan Exhibition and other public exhibitions. I applied to these competitions of the Tokyo City Art and other public art competitions, too. That was before I joined IRODORIAL.

Q. One of the appealing features of colored pencils is that they are easier to prepare and clean up more than other art materials. What is the appeal of colored pencils for you?

I think the best thing about colored pencils is that I can draw exactly how I want! Also, unlike paints, the color mixing is stable. With paints, the color changes depending on the amount of paint you put out at the time. But with colored pencils, the colors are fixed, so it’s very easy to adjust the color mixing and control!

I see…this is the first time I have heard of this opinion!

Q. You often choose reptiles, such as snakes and chameleons as your motifs. Why did you decide to draw such animals?

I’ve always liked dinosaurs! That’s why I wanted to draw dinosaurs at first. If I wanted to draw dinosaurs, I would have to draw someone else’s picture, because there are none now. So I thought that reptiles would be closer in appearance to dinosaurs. But when I see them in the flesh, I don’t like them. I think they are scary.

-Do you actually see them in person when you draw them? Do you have one at your home?

I have a younger colleague who has a pet, so I use the pictures she gives me as a reference when I draw.

I see. I guess it’s easier to draw them because they don’t move so much, and I didn’t realize until I saw your drawings that the reptilian skin is very beautiful.

Yes, I love drawing those! I draw the scales one by one. It takes long time to complete even one scale. I feel like I never make any progress. But, even when I think that, I realize that I am. That’s what I like about it!

Is that what you like to draw the most? Or…Eyes, face, etc?

Oh, I like the eyes too! I always start with the eyes, don’t I!

I can’t really make eye contact with real reptiles because they scare me, but when I look at their pictures, they have beautiful – beautiful eyes!

Q. What is it about reptiles that you want to depict the most?

I think it’s the “quietness” of reptiles. I don’t draw very dynamic compositions, but I like the quietness of reptiles!

They don’t make any sounds and they don’t move much. When they move, they move quickly without sound.

-Yes, they do.

Q. There are many artists who have painted landscapes and other subjects with various media such as oil and watercolor, but it seems that there are not many artists who draw in the genre of reptiles. How did you learn to draw using a reptile motif?

How I draw…Originally, I knew how to mix colors when I saw them. I instinctively understand the composition of the color mixtures when I see something. Therefore, I immediately understand which colors can be materialized by the actual color of the skin of a snake, for example. I don’t really refer to others. I don’t look at other people’s methods or paintings as a reference.

For example, when you have trouble drawing, you can ask someone else for help (as Bonbon once said). But, I think there is no one who can teach you how to do that.

Yes, you are right. I try to do many things by myself. But, there are still a lot of things I’m trying to figure out. I practice a little in the less conspicuous areas of the picture plane. I try to find the right color. I draw some color mixtures on other papers to find the most appropriate choice.

I see. So it’s pretty much trial and error. It’s hard to do if you’re not an enthusiastic researcher of color development.

Well, I’m still exploring – – Until I’m satisfied with what I’ve done…I guess? That’s why when I start drawing, I go very slowly. I can’t draw more than a 1cm square in a day. I start from the point where – – I’m not sure how to draw. So I choose a small area, with few colors (to be mixed) and practice. So I start drawing very slowly.

And once you are satisfied with your color decisions, then, I guess it’s faster from there?

Yes, it is. It gradually becomes faster.

Q. Is there a difference in the enjoyment (and fun) of painting landscapes, dogs and cats or reptiles?

Well, they all share the same moment when I feel like I’m making a good painting. But the difference is that reptiles are slower to create. It’s one scale at a time. With dogs and cats, I can decide on a certain width and paint it, so it’s faster to draw them.

Which motif do you like to draw or which one do you like better personally?

Well, I’m not very good at drawing those furry things. I like reptiles better for drawing. With reptiles, the size and direction of the scales are fixed, so I just draw them according to that, and it’s easier to draw them accurately!

Q. How many colored pencils do you have and use now?

I use the 72 color set of KARISMA COLORED Pencils. And, I usually choose about 10 colors from them for each drawing.

Q. What is the most difficult thing for you to draw?

The most difficult thing? Ah… there was a chameleon called EBOSHI Chameleon (Veiled Chameleon) that I once drew. But at that time I wanted to draw the scales three-dimensionally. In other words, I would like to draw precisely. For example, drawing each scale with a shadow. That was the hardest one to draw.

It’s really amazing! Each scale has a slightly different shadow. It must have taken a huge amount of time!

Well, yes – – that picture took about twice as long to complete, as my other works. Whenever I’m asked to show a picture of my work, I will show that one first!

Q. Do you want to continue drawing with colored pencils in the future?

Colored pencil drawings… Yes, I do! I have tried to use other artist materials, such as oil paints, watercolors, and crayons… But, I think that my favorite one is the colored pencil because of the easiness of control and ease of drawing!

When you talk about your work, it seems that you are “not” looking for the unexpected, or that you want to draw what you have already tried?

It’s true. I don’t really want my pictures to be unexpected. When I look at it later, I feel that if it’s a little too unexpected, it might seem boring. Unexpectedness is an element of boredom, so I don’t want to pursue it. For example, if you look at it five years from now, you’ll probably think, “What a stupid thing to do.” If that’s the case, I think it’s better to continue to draw in detail, so that when I look at my work years from now, I won’t feel bad about it.

Q. You work as a colored pencil artist, at the same time as your main job as a comedian – – Do you have any big dreams for your future?

I want to be able to look at my work and think, “I did a good job.” I would like to draw and complete one picture with which I can truly be satisfied with. In comedy, I’m looking for “external recognition” from others – – but, in painting (drawing), I want to value my own feelings or internal recognition.

Q. Do you have any upcoming exhibitions or activities that you would like to share with us?

Yes! I’ve published an IRODORIAL book (Textbook – Coloring Book Style: Colored Pencil Drawing Improvement Drills That Look Just like Photos, Basic Edition). Ah, I also have something to advertise! I’m working on a project called “Watanabe Art Project” at Watanabe Entertainment. We have comedians and actors who make things, draw pictures, take photos, etc., and we’re trying to bring all of their talents together in one place! That’s just the beginning…

It’s amazing! I’m sure you’ll be doing something like an exhibition or something like that?

I think that’s what we’ll be doing in the future. My manager is setting up something like that now!

That is so interesting! We wish you lots of good luck and success in your upcoming projects!

これからもいろいろな分野での第一人者の方、新進気鋭の芸術家の方、ファッション、いろいろな分野の方たちのインタビューを配信させていただきます。

We will continue to deliver compelling interviews with the leading creative artists and influencers in various fields such as art, fashion, cooking, etc…
We hope you’ll be looking forward to many more exciting and interesting creative updates soon!

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