Previous
Next

#19:Lichtリヒト

#19ゲスト:Lichtリヒト

The Guest of December: MR. RIHIT(Mr. Light)

今月のゲスト : Lichtリヒト
ジャンル : 色鉛筆画家

プロフィール
2019年より色鉛筆画の制作を開始。2021年1月からは色鉛筆画家ユニット「イロドリアル」に所属。光と闇をテーマに作品の制作をしており、細密描写を得意としている。

活動歴
2020.2 ミライエギャラリー 「第7回 感性の息吹展」
2021.6 カワチ画材阪急三番街展 画人画廊 「イロドリアル展」
著書 イロドリアル 「塗り絵式 写真にしかみえない色鉛筆画上達ドリル基本編」
色鉛筆画ユニット イロドリアルで活動中


The Guest of December: MR. RIHITO(Mr. Light)

Genre: Colored Pencil Artist (Painter)

Profile: Started producing colored pencil drawings in 2019.

Since January 2021, he has been a member of the colored pencil painter unit IRODORIAL.
He creates works with the theme of light and darkness, and he specializes in detailed depictions.

Activity History:
February 2020
Miraiye Gallery: “The 7th Breath of Sensibility Exhibition”

June 2021
Kawachi Art Materials Hankyu Sanbangai Exhibition, Gajin Gallery, IRODORIAL Exhibition

Book “IRODORIAL Colored Pencil Painting Improvement Drill Basic”

Active in the colored pencil painting unit of IRODORIAL

作品

インタビュー音声

日本語

The singer of the theme song : Ms. Carmella Constancio (YouTube)
Interviewer : 柴田 かおる (Kaoru K. Shibata)

English

The singer of the theme song : Ms. Carmella Constancio (YouTube)
Interviewer : Ms. Carmella Constancio

Q.イロドリアルのグループに入ってどれくらいになりますか。

今年の1月からなので、経っても10か月くらいですね。まだ1年経ってないです。

―そうなんですね!どのような経緯、またどんな理由で加入されたのでしょうか?

入ろう!と思って入れたわけじゃないんですけど、一緒にやりませんか?っていうお話をいただいて。前々からイロドリアルの活動は目にしていたので、すごく自分にとっても良いことは多そうだなと思って、「是非参加させてください」という形で入りました。

―入ってみて、自分の作風や活動で変わったことはありますか?

そうですね…。例えば、特に学校とかだと用意されたものを受動的にこなすっていうことが多かったんですけど、イロドリアルに入ってからは自分たちで企画を作ったり、作品を発信したり、どうやったら他の人にもっと見てもらえるかっていうのということを、分析して自分で何か新しい行動を起こせるようになりましたかね。

―なるほど。受動的から能動的に変わったんですね。

Q.色鉛筆をやり始めたのはいつ頃からなんでしょうか?

色鉛筆で風景画を描き始めたのは、高校1年生のときですね。なので色鉛筆は…、今年で3年目か。

―色鉛筆を使い始めて気づいた魅力っていうのはなんですか?

よく言われていると思うんですけど、やっぱりすごく手軽なんですよね。且つ時間はかかるかもしれないけど、表現できるものの幅が結構広いので、始めやすいかなと。

―「表現の幅」というと、例えばどんなことですか。

色をすごく重ねて、写実的にリアルな表現をしたりだとか、薄く塗って淡い感じのものを表現したりだとか…。鉛筆への力の込め方で、全然違ったものの質感を出すことができる、とかですかね。

―例えば水とかだと薄く描く感じなんですか?

水は…どうでしょうかね。でもこれをリアルに描く場合は、私なら割と力を込めて描くので。薄くはないかもしれないですね。

―そうなんですね。薄く淡く描くときってどんな物を描くときなんでしょうか。

どういう物を描く…というよりかは、人によって様々な描き方や感じ方があると思うんですよ。人によって塗り方も、力の加え方も、塗り始める色も。もちろん描く対象への捉え方も。だから、色鉛筆にはそういう(表現の)幅があると思うんですよ。

―なるほど。ちなみに水彩画や油彩画はやられたことがあるんですか?

水彩はやったことがないんですけど、油彩画はやってますね。

―油彩と色鉛筆は似ている部分があったりしますか?

慣れてくると頭の中で似てるなって思う部分は多々あるんですけど…。やっぱり決定的に違うのは、色鉛筆は紙の上に描くので、色を重ねられる数に限りがあるんですよ。油絵は上にどんどん塗り重ねていけるので、言ってしまえば色のついたガラスをたくさん重ねて色を作る、みたいな。色鉛筆は紙の上の1層で色を作らなきゃいけないんですけど、油絵は色を薄く何層も重ねることで色を作るから、そういったところで差はあるかなと思います。

Q.作品のモチーフに何気ない風景のようなものが多いと思うんですが、リヒトさんの場合日本の風景と外国の風景を描かれていると思います。それらを比較してみると少し描き方に違いがあるように思うんですが、何か差をつけてらっしゃるんでしょうか。

海外の風景画は、自分が色鉛筆を始めたての頃に描いたものなんです。とある出版社から出てる風景の写真集を模写したものなんですよ。それは、もちろん写真を撮ったのは自分じゃないので、ある意味模写したってだけなんですけど。最近描いている日本の風景は自分で写真を撮って、自分で構図を選んで描いています。言ってしまえば作品を描く前から自分がこう描きたいなっていう感情がこもって描いているので、そういう面ではちょっと描き方が変わったりしているのかなと思いますね。

―自分がその場へ行って、構図を決めて写真を撮って、描き始めているっていうところが、もう思い入れから違いますよね。

そうですね。写真を見ただけでは出せないものがあると思うんですよ。その場所に行ったから、匂いとか…感じられるものが、無意識のうちに若干出るんじゃないかなと思います。

Q.どういったものを描写したいと思って絵を描いていますか?

自分が色鉛筆画を描いていて一番楽しいのは、物ひとつひとつの描写。例えば、石畳がちょっと欠けてボロッと崩れていたり。そういうところに自分は一番楽しさを覚えているかなと思います。ごちゃごちゃした場所を描くのが結構好きなんです。

―普通に整然と並んでいないようなところがお好きなんですね。

そうなんです! 例えば、西洋の街並みが再現された場所があったとして。再現された場所って人が住んでないから、なんか…風情がないんですよ。

―お若いのにすごいですね!?つまり古くて何百年も経っているような建物は好きだけれど、それを模した人の住んでいないフェイクのようなものは好きでない、あくまで生活の染み込んだようなものがお好きということですね。

その通りです!(笑)

Q.作品を作る上で苦労されたことはありますか。

一番苦労したのは、初音小路っていう商店街の絵があるんですけど、あれがやっぱり…。配線がたくさんあったり、とにかく物がごちゃごちゃしていたので。 結局なにで一番苦労するかっていうと、細かいところを全て描き切るっていうところで苦労してますね。

―でもそれが好きでもあるんですよね?

はい(笑)好きでもあるんですよ。

―好きだからこそ念入りに描きたくなるのもあるんでしょうね。あの初音小路の絵は時間がかなりかかっているかと思いますが…。

かかりましたね…。大体5カ月くらい描いてましたかね。ちょっとやばいですよね(笑) なんというか、描いてやったぜ!っていう達成感も正直好きなんですよ。

―なるほど!でも高校生っていう友達と遊んだりだとかそういった時間も欲しい時に、絵も描きたい!ってなると時間の配分も大変ですよね。

そうですね、どっちかというと自分は…絵に全部費やしてました(笑)だから今高3になって、学校行く日数が2桁台になってきて、「あれ、俺何か高校生活送ったっけな?」っていう…。

―今っていう時間は限られてますから、将来のためにやりたいことに費やすのはすごく良いことと思いますが、たまには息抜きに遊ぶのも良いかもしれませんね(笑)

そうですね、たまには遊んだりしてます!

―バランスが大事ですよね。

Q.これから何か挑戦していきたいことはありますか。

最近油絵を描き始めて、より絵画とかを見て学んだりするようになったのですが。写真を見て全てを描き切るっていうことも、もちろんなんですけど、自分がより伝えたいものっていうのがあるじゃないですか。写真と違って、絵はそれを意図的に画面を操作して、それを強調したりすることができるので…。そういうものを表現しながら、何か公募展に出してみたり。挑戦してみたいですね。

―公募展もいろいろありますから、是非チャレンジしていってほしいですね。

Q.特にお好きなアーティストなどはいますか。

自分が色鉛筆画を始めるきっかけになった林亮太さんですね。あと、川口起美雄さん、川瀬巴水、小林清親、吉田博とか。 海外だと…、自分が油絵をすごく考えるきっかけになったのがレンブラントです。あと、フェルメール、ユベール・ロベールとか。

Q.大学進学後はどのような活動をしていこうと思っているんでしょうか。イロドリアルとしての活動も続けていかれるんですよね。

もちろん続けます。色鉛筆も続けていきたいです。 油彩で描く作品と、色鉛筆で描く作品。両方とも自分の中のテーマは変えずに、ちょっと変わった表現の仕方とかも試しにやっていけたらなと思っています。

―それは面白そうですね!今後の活動がとても楽しみです。

Q. 「塗り絵式 写真にしか見えない色鉛筆画 上達ドリル【基本編】」について、Lichtリヒトさんの担当ページについてのお話を伺えますか。また、他に本は出されていますか?

他に出版した書籍はないです。 ちょっと…。描き方説明というものが初めてだったので、中々ひどい説明文になってしまって…(笑)

―そうなんですか!?そんなことないと思いますが…。

次があったらもう少しわかりやすい説明をしたいです。

―なるほど。私は特にこの影の描き方がとてもすごいなと思いました。

ありがとうございます。 影だから黒ってわけじゃなくて、本当は黒っていう色はないから…。赤、青、黄色…って複雑な色味を作ってから、若干彩度を落とすために黒を差す。そんな感じですね。

―影は影でもすごく柔らかい色ですよね。

そうですね。海外の風景画を描いていた時は、割と影に黒を使っていたんです。でも本当はよく見たら、影の中にも鮮やかな色があったりすると思うんです。だから今ならもう少し違う描き方をするんじゃないかなと思いますね。

Q.最後に他に言いたいことはありますか?

受験勉強頑張ります!(笑)

―頑張ってくださいね!(笑)

Q. How long have you been a member of the IRODORIAL group?

I started in January of this year, so it’s been about 10 months at the most. It hasn’t been a year yet!

– I see! How and why did you join?

I wanted to work with them. I had seen IRODORIAL’s activities for a while, and I thought it would be really good for me, so I asked if I could join! I entered in the form of “Please let me participate!”

– Have you noticed any changes in your own style or activities since you joined?

Well, for example…when I was in school, I used to passively do things that were prepared for me. But since joining IRODORIAL, I’ve started to create my own projects, send out my works through SNS (Social Media), analyze how I can make them more visible to others (what people want to see and show it), and take new actions on my own. In that sense, I think I’ve become able to “take action on my own”, which I never did before!

– I see! So you’ve changed from being passive to taking action!

Q. When did you start drawing with colored pencils?

Well, I started drawing landscapes with colored pencils when I was a freshman in high school. (12 or 13 years old) So, I’ve been using colored pencils for, I guess, this is my third year.

What was the appeal for you when you started using colored pencils?

I think it’s often said that it’s very easy to use. It may take some time, but the range of expression – the range of things you can express with colored pencils – is quite wide, so I think it was easy to start!

– When you say “range of expression”, what do you mean by that?

For example, you can use a lot of colors to create a realistic look, or you can use thin layers to create a pale look. I can create completely different textures by applying different amounts of force to the pencil!

– For example, when you draw water, do you draw lightly or thin?

Water… Mmmm. When I draw water realistically, I draw it with layers and I put a lot of effort into it. It’s not very thin.

– Understood. So, what kind of things do you draw thinly and lightly?

Rather than what kind of objects, I think there are many different ways to draw them depending on the person. The drawings of the artists of IRODORIAL are rather dark and look realistic, while others draw fluffy, pasted colored pictures. So I think that colored pencils have such a wide range of expression!

– I see. By the way, have you ever done watercolor or oil paintings?

I haven’t done any watercolors, but I have done some oil paintings.

– Do you see any similarities between oil and colored pencils?

When you get used to it, there are many parts that you think are similar in your mind, but…what’s really different is that colored pencils are drawn on paper, so there is a limit to the number of colors that can be applied. With oil painting, you can paint over and over, so it’s like creating colors by layering a lot of colored glass. With colored pencils, you have to create colors in one layer on the paper, but with oil painting, you have to create colors in many thin layers, so I think there is a difference.

Q. The motifs of your works are often natural landscapes, but I think you draw both Japanese and foreign landscapes. Comparing them – – there seems to be a slight difference in the way that your draw them?

I drew these overseas landscape paintings when I was just starting out with colored pencils. It’s a copy of a photo book of landscapes published by a particular publisher. Of course, I didn’t take the photos, so in a sense I just copied them! On the contrary, the Japanese landscapes I’ve been drawing lately, I took the photos myself and chose the angle and compositions myself. So, in other words, I’ve been painting them with the passion and emotions that I wanted to have before I started. So in that aspect, I would say my painting style and my way of drawing is different…and has changed a bit.

– So…the fact that you went to the location, decided on the composition, took the pictures, and then started to draw the picture – makes a difference in how you feel about it?

That’s right! I think there are things that you can’t achieve – – just by looking at a photo. I think there are things that come out unconsciously because you’ve been there, smelled it, and felt it!

Q. What kind of things do you want to depict when you draw?

What I enjoy most about drawing with colored pencils is the depiction of individual objects. For example, the stone pavement (a cobblestone) is a little chipped, crumbled, and falling apart. I think that’s what I enjoy the most when drawing detailed things and places. I really like drawing messy places.

– So you like places that don’t seem to be lined up in a normal, orderly fashion?

That’s right! For example, let’s say there is a place where a western town has been recreated. It doesn’t have any atmosphere because no one actually lives there. It does not appeal to me. It doesn’t have any appealing flavor or taste.

– You are quite different than other people your age! You’re amazing! You like centuries-old buildings, but you don’t like fake uninhabited ones. You like to feel things that are filled with real people and real life!

Exactly!!!

Q. What are some of the difficulties you face in creating your work?

The most difficult part was the painting/drawing of the shopping street called Hatsune Koji. In that scene, there were a lot of wires and things were just jumbled up! In the end, the most difficult part was to draw out all of the details.

– But, you also like details too – – don’t you?

Yes (Laughing), I like it too.

– I guess it’s also because you love it – that you want to draw it carefully. That picture of Hatsune Koji must have taken a lot of time?

It did… It took me about 5 months to draw it! It’s a bit dangerous, isn’t it? (Laughing). To be honest, I like the feeling of accomplishment – of actually knowing “I drew it!”

– I see! But, when you’re a high school student, you want to have time to hang out with your friends, and you also want to draw. It must be difficult to allocate your time?

Well, I mean … I spend all my time painting (laughs), so now I’m in my third year of high school and the number of days I go to school is in the double digits. And I’m like – – wondering what would actually be my high school life?

– Well, I think it’s great to spend your time doing things you want to do for the future, but it’s also good to have fun once in a while – – to relax (smiling)!

Yes, I do play once in a while!

– Well, the balance is important.

Q. Is there anything you would like to try in the future?

I’ve recently started painting with oil, and I’ve been learning more about painting. I started to learn more, by looking at other paintings. It’s like looking at a photograph and painting everything out. But there is something more that you want to convey to people. Unlike a photograph, a picture allows me to deliberately manipulate the canvas or paper to emphasize it… I’d like to try my hand at creating such elements, feelings, and images – – while submitting my work to public exhibitions. I’d like to challenge myself in that way!

– There are various public exhibitions, and great chances there! We all hope that you will take these challenges!

Q. Do you have a favorite artist in particular?

For Japanese artists, I would have to say Ryota Hayashi, who was the catalyst for me to start drawing with colored pencils. When it comes to oil paintings, Naohiro Ito’s oil paintings really touched my heart! Overseas…Rembrandt is the one who inspired me to think about oil painting!

Q. What kind of work/activities do you plan to do after you enter the university? Are you going to continue your activities with IRODORIAL?

Of course I will continue. I would like to continue working with colored pencils as well. I’d like to keep my theme the same for both – works drawn with oil and works drawn with colored pencils. But, I’d also like to experiment with slightly different ways of creative expression.

– That sounds interesting! I am very much looking forward to seeing what you do in the future!

Q. IRODORIAL unit published the Coloring book-style colored pencil drawings that can only be seen in photographs basic provisional. Can you tell us about the pages of your book, “Colored Pencil Painting: Basic Drills”? Also, have you published any other books?

I don’t have another book – This book was the first for me! It’s the first time I’ve ever explained how to draw… I am not satisfied with my sentences.

– Is that so? I think it was explained clearly.

No, no. I don’t think that’s true. If I looked at it as a beginner, I think that I might not be able to draw it. If there is a next time and I have another chance, I would like to give a more clear explanation. When I did a live broadcast (Live Stream) on IRODOREAL a while ago, I gave a light explanation of how to draw it, and I thought – that would help people finally understand it.

– I see. I especially thought the way you drew the shadows was very impressive! It was amazing and I liked it!

Thank you very much. It’s not black because it’s a shadow, and there really isn’t an actual black color…After creating a complex color palette of red, blue, yellow, etc., black is added to slightly de-saturate the color. It’s like that!

– Your drawn shadows are very soft and gentle colors, aren’t they?

Yes, they are. When I was creating landscape paintings overseas, I used black for the shadows. But in reality, if you look closely, you can find vivid colors in the shadows. So, I think I would paint in a different way now.

Q. Is there anything else you would like to mention to conclude our interview?

What do I want to say? That, I will do my best to study hard for my exams! (Smile)

-Good Luck! Please do your very best! (Smile)

これからもいろいろな分野での第一人者の方、新進気鋭の芸術家の方、ファッション、いろいろな分野の方たちのインタビューを配信させていただきます。

We will continue to deliver compelling interviews with the leading creative artists and influencers in various fields such as art, fashion, cooking, etc…
We hope you’ll be looking forward to many more exciting and interesting creative updates soon!

アーカイブス