#11ゲスト:たけい みき

Guest of April 2021:Ms. Miki Takei

プロフィール: 山梨県北杜市出身
日本大学芸術学部放送学科卒

在学中にセツ・モードセミナー
WILLアートスクールアトリエ・ピッコロに通う。
卒業後、東京デザイン専門学校  グラフィックデザインコースで学ぶ。
デザイン事務所を経てフリーのイラストレーターに。
水彩色鉛筆、ペン、水彩絵の具を主に使用。


Guest of April : Ms. Miki Takei
Genre :  Illustrator
Profile : Born in Yamanashi, Japan
Graduated the Nihon University, college of art.
While still in school, attended WILL Art School Atelier Piccolo.
After graduating, study at Tokyo Design Academy Graphic Design Course.
After working at a design office, became a freelance illustrator. Mainly watercolor pencils, pens, and watercolors are used.

作品

インタビュー音声

The singer of the theme song : Ms. Carmella Constancio (YouTube)
Interviewer : Ms. Karen Shibata

Q.たけい先生といえばかわいいイラスト、ぬりえが有名ですね。最近ではコラボ商品なども多く出ていて、大変ご活躍されています。
プロフィールで、大学在学中からアートスクールやモードセミナーなどに通われていたということですが、主にどのようなことを学びたいと思われたのですか?

そもそもバリバリの理系で、歯学部とか医学部とか薬学部を受けようと思っていたんですね。で、すごい急な進路変更をしたから、芸術系に行こうと思ったら実技の二次試験の受験に間に合わない。なのでとにかく未経験でも受けられる日芸(日本芸術大学)の学科を受験して、その後専攻を変えたり、コースを選べばいいからとにかく日芸に入ろうと思ったんですね。自分のやりたいことをやろう、自分の人生ではって。

で、大学に合格して入りました。そこでやっぱり自分がやりたいのはデザインとかアートだなと思ったけど、私が入ったのは放送学科ってところだったんですね。

結局実技の基礎基盤がないという理由で転科は出来なくて。じゃあ学校では(デザイン関係の)勉強ができないので、ダブルスクールしかないなと。それで見つけた学校に通ったんですよね。すごく現実的なタイプだったので、自分は仕事としてアートをやっていきたいと思っていたので…、要するに目標は“イラストレーターとして”とか“絵で食べていく”。そしてちゃんと社会的にも知名度があるっていうレベルまではやりたいっていうのを19歳くらいの時に考えたから、それに必要なスキルはどうやって身につけたらいいの?っていうのが入口でした。基礎的なスキルが全くなかったので、まずはデッサンから学んでみようと。

-どこでそういったイラストなどの方面に進路を変更するきっかけがあったのでしょうか?

父が歯医者だったんですが、私が小学3年生の頃に父が亡くなったんですよ。父は生前継いでほしいって言ってたんです。そこからずっと猛勉強していたんですけど。高校に入るくらいまでは一心不乱にわき目もふらず。
好きなことを仕事にして生きていくとか、得意なことで食べていくっていうことをある程度の年齢までは選択してなかったんです。大好きで得意で、どこまででも勝手に努力して賞を取って評価されていくっていうのは絵の世界だったんです。小さな時から。だけどこれはこれ。私の将来の歯科医、っていう風に分けてたんですね。

それで、高校は進学校に入りました。(今までは)自分がずっと生まれ育ったコミュニティーが変わらなかったけど、高校では寮で長野から来てる子とか、同じ山梨でも東京側の人が来てたり、もう全然違う興味深い人達が集まっていてカルチャーショックを受けたんですね。先輩とかもめちゃめちゃオシャレな人がいたり…、校則がすごく緩かったので、みんな自己表現を自由にしてたように見えたんですね。
ここまで私は、人生の大半を勉強で潰してきたわけで、でもこの高校3年間って今しかないじゃんって思ったんですよ。何もかもを犠牲にして、良い成績を取る事だけに費やして、友達は全員ライバルだから勝たなきゃいけない、っていうのを続けたらたぶん後悔すると思ったんですよ。だからここは3年間ちゃんと青春しようと思って、勉強もするけどちゃんと遊ぼうって思ったんですね。

そしたら急に迷いが生じちゃったんです。今まですっごい勉強してきたから、最初はある程度進学校についていける余裕があったから、サボりだしちゃいました(笑)。生まれて初めて先生に注意されて立たされるとか、初めて赤点取るみたいなことが始まっていって。その時に“生きるってなんだろう”ってとこまで考えていく流れになったんですね。この3年間である程度の人生の進路が決まってしまう気がして焦りもあって。ちょっと特殊な学校だったから…。本当に自分が幸せな選択を「今」しなければ、って思ったんです。

高校1年生で「私は将来建築家になりたい」とか「都市計画に携わりたい」みたいな人が親友だったから、どうしてそう思えるの?私は父親の遺志を継ごうと思ってたけど、自分の意志や自分の選択でそういうことを言っている人が周りにいて、そこも結構揺らぐポイントでした。

でもそういう進学校だと、そういうファッションに行きたいとかアートの世界に行きたいって言うと、100%先生が言うのは、“こんな良い成績で入ったのに”“いろんな人に影響されて道を外した可哀想な人”“何とかここに戻さなきゃ”みたいな。先生たちも経験がないので、簡単な方に逃げたっていう風にしか見えないんですよ。絵で食べていけるはずがなくて、一握りの人しか成功しないから、“道を間違えないで。はい貴方は歯学部、はい薬学部、受験科目はこれ”みたいにしたい。みんな悪気はなくて、良かれと思ってやるっていうことを、自分としてもいっぱい経験したんですよね。

じゃあどうしよう、まあ頭で考えたらわかる。自分が必要な科目はこれだ、と。だけどこれじゃないってハートが言ってる。でもそれが全く未知のリスクがあるってこともわかる。経験値もないし、相談できる人もいない。じゃあどうしようっていう色んな葛藤があって…、結局1年浪人して本当にやりたいことと向き合って進路変更しました。

Q.大学卒業後にデザイン学校に通われたのはなぜですか。

そこは常にシンプルに、自分の得意なことを仕事化するために必要なスキルを勉強する、っていうことに徹してるだけなんですよね。実際にイラストレーターとしてお仕事をされている人にお話しを聞く機会があって。「私はイラストレーターになりたいけど、大学生です。もう大学も卒業します。イラストレーターっていう肩書で仕事をするのと私の間にはまだまだプロセスが必要です。だから私が考えうる次の選択肢としては、イラストを勉強する学校に行くのかどうかってところで悩んでるんです。でも先輩から見たら、ここへの溝を埋めるのに、実際仕事をするっていうことを考えたらこの選択で良いんでしょうか。何かアドバイスありますか?」って聞いたら、「私だったら、絶対にパソコンを勉強する。」って言ったんですよ。

なぜかっていうと、当時その方が40代後半くらいの女性で、イラストの仕事をずっとアナログでやってきた。でもめちゃくちゃデジタル化が進んでいる。私にはパソコンのスキルがない。だからいろんな場面でその理由によって敬遠されたり、仕事に繋がらないっていうことに直面してる。だからデジタルソフトは学ぶべきだと思う。貴方はもう絵が描けるのであれば、絵は好きだから勝手に上手くなる。だから学校に通う必要はないと思う。っていう意見が1個。

あとは、大学にいながら作品ファイルを作って、未経験でも大丈夫みたいなところに売り込みに行ったりしてたんですね。その時も全く同じことを言われて、「貴方は今絵を描ける人だけど、もし仕事をしたいのであれば、デジタルソフトを学べば仕事は10倍になる」ってハッキリ言われて、もう絶対そうだろうと思ったんです。
仕事をくれる人と仕事をしている人が言うんだから、絶対ここだ!と思って、働きながら夜間のスクールに通いました。PhotoshopとIllustratorと、あと編集でそれを勉強して。とにかくスキルを身につけるために、1年間昼間働きながら夜間学校に通うという選択で。東京デザイン専門学校っていう原宿にある学校に通って…っていう感じですね。

Q.かわいくてキラキラしているようなイラストやぬりえが多いかと思いますが、絵を描いたりするときはいつも何かテーマを先に決めて描き始めますか。

これからはどうなるかわかりませんが…。
結局仕事として成り立たせるためのイラスト、という感じなので、自分のアート作品として描くというよりも、何かこれが使われた結果どうなるかが重要でした。人が欲しがるものとか、使った人がどうなるのかっていうのを徹底的に考えてきたので、逆算してテーマを考えていくという感じですかね。だからマーケットを先に見ていくような。作家やアーティストという感じよりも、商業イラストレーターっていう形で10年間ずっと絵を描き続けてきたので…。

もう商品が決まっている。そこに向けてタッチを変えていくとか、これを描こう!みたいに決まっていくという仕事の話になるんです。
私が意識するのは、皆が共通して触れられる共通のイメージみたいなもの。小さい時にこういうものに憧れて、こういうものが好きだったし、こういう夢を見て、その自分は何歳になっても死んでなくて、それは私もそうで。服装が変わったり、自分のステージが変わっても、この宝物みたいにしてるところは変わってない。そうすると、いろんな年代を越えて、かつて女の子だった人は全員わかり合える。皆が憧れる夢の世界みたいな表現をしよう、ここで勝負していこうとなりました。

Q.色などはどのようにセレクトされていますか。

パステルトーンで、優しくて、誰もがいつもそこに触れてたいみたいな、色味が決まってくるんですね。イメージの世界で。
今仕事でやっている世界からずれない色選びをするという感じ。じゃあそもそもこれをどうやって分析したかっていうと、ポストカードにして売って、反応を見るっていうのを1、2年かけてやったんですよ。原色で絵を描いたり、全く違うタッチのものも出していて、それによってお客さんが変わるっていう体験もしたんですね。その中で一番売れ筋を絞って、メーカーさんに売り込みに行ったっていう経緯があるんです。

「たけいみきさんのタッチといえば今のパステル調ですよね」ってなったのは偶然で、私が試してみた10本くらいのタッチの中で一番強かったものなんですけど、私自身描いていて1番心地いい色調だったんですよ。好きだし、リラックスできるし、いくらでもこの色を使いたいと思うし、優しいし、繊細な領域で描いてる。それであの色合いの幅、トーンっていう風に決まっていったという感じです。

Q.お仕事の中で何か夢などはおありですか。

子供の時からすごく感受性が強いタイプだったから、この地球上に起きてる悲しい出来事が自分のことのように悲しいんですよ。だから、今食べるものがあっても、誰かが食べれないものがあったらそれは非常に悲しい。身内に起きてるくらい悲しいし、それってもうちょっと広げたら、動物とか植物とか地球環境に関しても、すごい心が痛いんですよ。そういう子供だったから、それは絶対に解決すべき問題だっていう意識だったんです。

だけどそれはきっと全員が思ってる。私が思ってることなんて大人だってわかってるし、誰もがそういう悲惨なものを見たら絶対にこれは終わらせなければいけないって全員思う。

だけど変わらないっていうのは何なんだろうっていうのを子供の時から考えていて…。今もやっぱり考えているし、偶然にも入った大学がそういうドキュメンタリーを沢山見せてくれる学校だったから、なるほどと勉強になりました。社会の問題をポジティブに変えるみたいなことは、難しくないんじゃないかと思っていたけれど、こんな仕組みで引き起こされているんだ。私が相手にしなければいけないものはこういうものなのか…って。すぐそこに悲しみがあるのに、それを同じ人間がやっているっていうのがこの世界なのかと。なるほど、簡単には無理ですね、みたいな(笑)そういうことを大学生の時に考えていて…。でも常にそこは変えたいという気持ちがありました。(当時)私は無名だし、何もできない。大学生だから。だからまず、影響力をつけようと。
それでイラストレーターにまずなって、自分のデザインの価値が高まったら使えば使うほど、地球環境が良くなる石鹸とか、ボディーソープとかシャンプーとかのデザインを、私の実績を持って売り込みに行けばいいんだとか。
要は変えたいんですよね。世界のそういう悲しみを変えたい。まずは10年間かけて実力をつけてから、そこから…っていうのがちょうど今で、実際動き始めていて、やっぱり誰も相手にしてくれなかった時から10年経ってキャリアがあると、繋がってくるものがある。力を貸してくれる人たち、共感し合える人脈があるから、横繋がりで情報共有してアクションを起こしていきたい。

―すごく大きな夢ですね!でもその志はよくわかります。

Q.具体的な今後の活動として何か伝えたいことはありますか。

自分が本当に納得するような表現をしていきたいと思っています。
やりたいと思っても、その企業ではできないとか、色々な事情があるから。もう自分でやるしかないっていうところに辿りついています。なのでオリジナルの商品づくりとか、私が今やりたいことっていうのを自分でやっていくっていうビジネスを立ち上げていこうっていうのはあります。初めてのことだから、知恵を貸してくださる皆様に力になってもらっています。本当にこれが良いって胸を張って言えるものをやっていきたいです。なぜこれを描いたのか、なぜこのモチーフなのか。どうしてこうしたのかを、自分の言葉で説明できるようにしたいです。

また、山梨県北杜市の地元の企業さんとコラボしたり、同じ志の人と役割分担して動いて社会に働きかけたいです。

なので全く新しい動きを今、いろんな人にドアをノックしてみています。
共感してくれる人は是非一緒にやりましょう、と1つずつやっています。今も行動しながら探し中です。

Q. When we say your name, Miki Takei, it is easy to find your cute illustration and coloring and those are very popular. You are so active for the collaboration work with other different company. In your profile, you attended art schools and mode seminars while you were in university. What kind of things did you mainly want to learn?

I was thinking of going to a dentistry course, a medical course, or a pharmacy course, Therefore, I was focusing the science and mathematics subject halfway through in the high school. But, I changed my course so suddenly that I couldn’t make it in time for the study to pass the technique exam if I wanted to go to the artistic course. So anyway, I decided to enter Nihon University (Nihon University College of Art), which I can enter even if I have no experience, and it would fine to choose a course afterwards. so I decided to enter Nihon University anyway. Do what I want to do, in my life. I entered to the Nihon University but in the department of broadcasting not in the art/ design. So, I was not able to study (design-related) at the university, I had no choice but to go to two schools during my university days. So, I went to the school I found. I am quite realist on the contrary to the atmosphere of my work. I have strong intention to do art as a job … In short, my goal is to be an illustrator or make a living with my illustration work. I thought that when I was 19 years old. Therefore, I really wanted to know how I can get the necessary skills. That was the reason for the entrance of those design and mode school.

What brought you to the sudden change to the artistic area. I am really curious to know the reason. Could you share it with us?

My father was dentist. When I was the third grade of elementary school, my father was died. My father told me to be the dentist and continue this business before he died. Then, I said “ Yes! I will do my bet to be dentist. I have been studying very hard since then until high school. I had no intention of living with what I like. I didn’t choose until my age. So, it was the world of painting that I loved and was good at, and tried hard to win prizes. I thought that it was separated and my goal was to be dentists at that time. That is why I entered into the great school centered on preparing the students to get into the grand /famous universities. The community where I was born and raised hasn’t changed until then. but in high school it was totally different, there was the dormitory in the high school. I met the students from Nagano and from Tokyo. They were completely different and gave me a culture shock. Some of my seniors were really fashionable … The school rules were not so severe that everyone was free on the cloths to express themselves. Then, I thought that I would regret if I continued to sacrifice everything here and keep saying that my friends are all rivals and I have to win. I thought that there was three years only at high school now, and I should study, and I spend some time with friends, I would like to live at most for that special young period. Then, I suddenly puzzled. Because I have studied a lot and It was easy for me to follow the lessons at the class without studying so hard. I feel some confident in the class. Then, I started to chat with the quite fashionable boys and girls during the lesson. (Smile). It was the first time in my life to be asked to stand in the hallway and started to get the red mark (Fail) for the test. At that time I started thinking about what it was like to live. Life is decided here, everybody was supposed to decide the course for life during the high school days. I thought I should have made a really happy choice. Because that school was special, most of the people has the future planning such as the goal to be architect for future and to work related to city planning even they were in the first grade in high school. I was asking by myself. Why thy decided so practically? I thought that my goal was to be dentist to follow my father’s last wish. But, there were many students decided their plan by their own will and own choice. Under that circumstance, I deeply thought about my future. When I want to go to art and fashion area in future, 100% of teachers, especially at the special school, said that I might be influenced by various students and went off road, Oh poor girl. They thought that they should get me back to the right track. As they did not have such a case, they only saw as if I escaped to the lazy way. For them, it was apparent that it is not so easy to live with the illustrations and paintings. Only a handful of people can succeed in that area. They told me that please do not make any mistake. So you will go to the dept. of dentistry or pharmacy. They thought that that was the right way and good for me. I understand their good will. When I thought in my head, yes, I know that those subjects I should study and select. But, in my heart kept saying NO. and I understood that there was unknown risk. Because there was no experience and no people to confide on… I had lots of various conflicts in my mind… Therefore, I was quite unconventional and energetic (punk) person.

Q. Why did you go to design school after graduating the university?

That is simple. I need to study the necessary skills to make my talents a job. I had a chance to meet the actual illustrator and asked them at that time. ‘I am University students and will graduate it soon. I want to work as illustrator. I believe that there are some process to be real illustrator from here. I am thinking if I should go to study the school the illustration as my future plan. Please give me some advice if it is the best way to make the progress to make my dream true. Then, that lady who is about late 40s’ responded me. “If I were you, I would study the computer.” Why? You know, now it is the digital era, because I did the illustration work with analog and no skills of computer. With that reason, I was not able to get the project, and facing the difficulties that the current work does not lead to the next project. Therefore, you should learn the digital software. If you can draw, you can improve the skills of drawing naturally because you like to draw. You do not need to go the drawing school. That was one opinion I got. During my university days, I made the files of my work and went to the company which would welcome the inexperienced people like me. Then, the almost same response was given to me. Yes, you can draw the illustration now. But if you would like to work, you need to learn the digital software. Then, you would receive the project more than10 times. So, I was so confident the way with the both opinions of the people who was given and offer. I went to the night school, Tokyo design school in Harajuku and learned the software of “Photoshop” and “Illustrator”.

Q. Your illustration work and coloring are quite cute and have lots of fantasy. Do you always decide the theme first when you start to draw?

Well, I do not know in future for my work… It is more business issue. I always think the results… When this drawing is used for that product, is it appeal to the consumers? I have been working as commercial designer for 10 years. So, it is like I calculate backwards. I see the market first and think of consumers. For example, I think if the product was already decided or there is the space in that market and it would be the target to sell in… Then, I will change the touch of my illustrating work to fit the right market. What is most important thing to image in my mind is common thing, common vision. For example, when I imagine the women, most of them have such an experience and adore such a thing they dreamed of.. such a dream has been kept in their mind in life. It is the same think for every women. Even when we change the taste of the clothes, stepped into another stage in life, we would keep it as our treasure. That is my target in the market, there, any generation of women would share the similar feeling. Then, it would be great potential to sell the products a lot. In that market, I should win the game.

Q. How do you select the colors?

The pastel color tone would be best since those colors look gently, it is very comfortable to touch there forever in the imaginary world. My target area was already decided to the certain market, those pastel colors are to be decided. Because of that world of currently created world should not be off the target. Of course, I can draw in much various touch. Before, I made some research for 1or 2 years to draw many illustration on the postcard and sell those to get the consumers’ response. Among those postcards, I made with the primary colors and also the different touch than current work. Depend on each touch and color tone, the consumers will be different. With such a statistics, I went to the company to promote my illustrations with their products. It was coincident to be popular among the people that the pastel colors are MiKI TAKEI’s touch. Among first 10 projects, that pastel color tone was really strong appeal to the people. In that time, I feel so pure and naturally I draw that tone.

Q. Do you have any dream in your work / business?

From my childhood, I was so sensitive. If I know that there is any sad thing happens, I was so sad. If someone can not eat, I felt so sad like it happens to my family. I felt pains for the animals, plants, and also the global environments. Therefore, I have a firm intention that I should solve that problem since then. I know that everybody think so. When they saw any misery thing, everybody think that it should be resolved and finished. But, whey it did not change… I have been thinking why since my childhood. Coincidentally, I saw that type of documentary film showed in the university and I understood well that there was a kind of system behind to create the social problem. What I should deal with the people… There is the sad here to make it positive way. It was really difficult to change as just one of the student.. Then, I decided to be the person who is quite influential. I would like to change the world.. I need to make my dream true first and to be influential and get the right to say something in the world. I should be illustrator and to sell the soap and shampoo which is good for the earth. My goal is to change the sad to the positive and fun thing. It took10 years for me to become influential person to some extent. Now, I have the different connection now and may connect the people who can support such an activity and agreed my spirits and thoughts. I would like to cease the sad as quick as possible.

Wow, that is great dream. I understood your will.

Q. Do you have any news for your future activities?

I would like to accomplish my expressions in the way of my confidence. Since I believe my work is one of the success from the viewpoint of distance. Because of the company strategy, they do not go far away even if I think that it would be more successful to offer more products. Therefore, I will pursue my original goodsand sell through EC sight. I would like to make the business by my responsibility. For example, I really want to make the good quality products with my illustrations. I can explain 100 reasons. In business, I do not want to make any lie and would like to be myself. I will take the responsibility and can explain why this motif ( idea ) for this project. That is what I would like to do. Also, I found the company which is located in my home town in Yamanashi. I would like to make some collaboration with that company who has same intention. Those type of things are now going on and I really want to increase the people who shares this and support that activities. Of course, I am searching such a company and people now.

これからもいろいろな分野での第一人者の方、新進気鋭の芸術家の方、ファッション、いろいろな分野の方たちのインタビューを配信させていただきます。

We will continue to deliver compelling interviews with the leading creative artists and influencers in various fields such as art, fashion, cooking, etc…
We hope you’ll be looking forward to many more exciting and interesting creative updates soon!

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